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給湯管の管径の選定
給湯管の管径の選定
管内流速は、基本的に1.5m/sec以下となるように管径を算定します。給湯圧力が確保できない恐れがある場合は次式により許容摩擦損失を求めて管径を算定します。
R=(H-h-h’)・1000/L+L’
R 給湯系統の許容圧力損失(許容摩擦損失)[Pa]{oH2O/m}
H 給湯箇所における静水頭[kPa]{mH2O/m}
h 給湯栓などにおける必要水頭[kPa]{mH2O/m}
h’ 給湯源から貯湯タンクまでの給水栓における摩擦圧力損失(摩擦損失水頭)[kPa]{mH2O/m}
L 給湯管の長さ[m]
L’ 給湯管の弁、継手類の局部抵抗による相当管長[m]
給湯管はスケールの沈殿が多く、自然循環水頭の有効利用の意味から、管径を1サイズ大きくしておく事が望ましいです。
また、返湯管は概ね給湯管径の1/2を目安とします。
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