Sponsored Link
貯湯タンクの容量算定
貯湯タンクの容量算定
貯湯タンクの容量は次式の計算で求められます。
Vs=Qd・v
Vs 貯湯タンクの容量[l]
Qd 1日あたりの給湯量[l/日]
v 1日の使用量に対する貯湯割合(建物別同時使用率)
建物別同時使用率
建物の種類 |
1人1日当たり給 湯 量 [l/(人・日)] qd |
1日の使用に対する必要な1時間あたり最大値の割合 qh |
ピークロードの継続時間 h |
1日の使用量に対する 貯湯割合 v |
1日の使用量に対する加熱能力の割合 r |
---|---|---|---|---|---|
住宅・アパート・ホテルなど ※2※3 |
75〜150 ※1 |
1/7 |
4 |
1/5 |
1/7 |
事 務 所 |
7.5〜11.5 ※1 |
1/5 |
2 |
1/5 |
1/6 |
工 場 |
20 ※1 |
1/3 |
1 |
2/5 |
1/8 |
レストラン |
|
|
|
1/10 |
1/10 |
レストラン (3食/1日) |
|
1/10 |
8 |
1/5 |
1/10 |
レストラン (1食/1日) |
|
1/5 |
2 |
2/5 |
1/6 |
(注)
※1 60℃において
※2 ホテルにおいては、1日の湯の必要量と特性はホテルの形式により変わる。高級ホテルではピークロードは低いが、1日の使用量は比較的大きい。商的ホテルではピークロードは高いが、1日の使用量は少ない。
※3 住宅やアパートにおいて皿洗い機や洗濯機のある場合には、皿洗い機1台につき60l、洗濯機1台につき150lを追加する。
Sponsored Link
貯湯タンクの容量算定関連ページ
- 人員による給湯量の算定
- 人員による給湯量の算定は次式の計算により求められます。 Qd=N・q Qhm=Qd・q
- 器具の種類と個数による給湯量の求め方
- 器具の種類と個数による給湯量は次式の計算により求められます。 Qhm=(q1・n1・α1+q2・n2・α2+・・・・)
- 建物別同時使用率
- 建物別同時使用率について紹介していきます。
- 各種器具に対する給湯量
- 各種器具に対する給湯量について紹介していきます。
- 瞬間式湯沸器の能力
- 瞬間式湯沸器の能力は次式の計算により求められます。 H=1/60・K・ρc・Q・(thーtc)・cp
- 貯湯式飲料用湯沸器の貯湯量算定
- 貯湯式飲料用湯沸器の貯湯量は次式の計算にて求められます。 Q=N・q/K
- 貯湯タンクの加熱能力
- 貯湯タンクの加熱能力は次式の計算により求められます。 Hs=1/3600・ρc・Qhm・(th-tc)・cp
- 燃料または熱媒消費量の求め方
- 熱源に使用される燃料は、ガス、液体燃料(灯油、軽油、重油)または電気ですが、価格、供給・維持管理などを十分検討のうえ選定する必要があります。 熱源の燃料消費量は、次式の計算により求められます。 G=ρc・Qhm・(th-tc)・cp/1000・Ho・E
- 重力循環方式
- 重力循環方式は、給湯管、返湯管内の湯を循環させるために湯の自然循環作用のみの循環方式です。 この重力循環は次式の計算により求められます。 Hc=(ρr-ρs)・g・h {Hc=(ρr-ρs)・h}
- 強制循環方式
- 循環ポンプを用いる強制循環方式での循環量は次式の計算により求められます。 Qc=3600Hl/ρs・(ts-tr)・cp {Qc=1000Hl/ρs・(ts-tr)・cp}
- 簡易的に揚程を求める方法
- 簡易的に揚程を求める計算は次のとおりです。 H=98・(L/2+l) {H=0.01・(L/2+l)}
- 開放式膨張タンクの膨張量吸収分
- 開放式膨張タンクの膨張量吸収分は次式の計算により求められます。 VEO=(ρc/ρh-1)・V
- 密閉式膨張タンクの有効容量
- 密閉式膨張タンクの有効容量は次式の計算にて求められます。 VEC=(ρc/ρh-1)・V/(P1/P1+HE-P1/P2) {VEC=(ρc/ρh-1)・V/(P1/P1+0.1+HE-P1/P2)}
- 給湯管の管径の選定
- 管内流速は、基本的に1.5m/sec以下となるように管径を算定します。給湯圧力が確保できない恐れがある場合は次式により許容摩擦損失を求めて管径を算定します。 R=(H-h-h’)・1000/L+L’